ナイロビ(2)

 10日ほどナイロビに行ってきました.今回の目的は,職員証などを受け取る事と,自動車の交換です.これまでICIPEでプロジェクトを続けてきた日本の国際農林水産業研究センター(JIRCAS)が引き上げることになり,JIRCASが使っていた小型のランドクルーザーを使わせていただけることになりました.またナイロビ在住の日本人や研究者にもたくさんお会いする事ができ,楽しい時間を過ごしました.研究者の中には2人,ビタに滞在した経験をお持ちの方がいて,ビタの情報(おもにカメレオンやカバなど.あとBob Copeland氏関係)もいろいろと手に入れました.あとは,ねじ切れてしまったレガシーの合鍵を作り直したり,いろいろお世話になったJIRCASのYさんへの餞別にUchumi(大手スーパーマーケット)の店員用シャツを入手したり(これは交渉が結構大変だった),こまごまとした用事をこなしました.近くの和食やら中華やらのレストランにも行きましたが,個人的に一番うまいと思ったのはインド料理!あとバーベキューも!!というわけで健康面は快調です.
 ナイロビは治安がかなり悪いようで,カージャックやレイプといった物騒な話は,新聞にも載らないくらい身近に起こるようです.私の滞在中も知人の雇い人が帰宅途中にバスジャックに遭い金品を奪われるという事件が起きました.パトカーのサイレンも毎晩のように聞こえますし,なんとなく落ち着きませんでした.ナイロビからの帰途,キスムからビタへの道はボコボコですが,村を通り過ぎるたびに子供らがギャーギャー騒ぎながら手を振ってくれるようになり(私はこの道を「キスムふれあいロード」と呼んでいる),「やっぱり田舎はエエ」と再認識しました.

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路上のバナナ売りたち.ナイロビ市内を走る時は,車の窓を,手を差し込めないくらいまで閉めておかないと,手を突っ込まれて物を盗られる危険があるらしい.

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和食レストラン「故郷」にて.天ぷらや鮨は日本のものと大差なく,おいしい.

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学振オフィスのジャンボ君.レガシーで乗り入れるたびに,車にのしかかって歓迎してくれた.